2021/07/14 18:00
こんにちは、へそねこ店長です。
皆さん、チーズはお好きですか?
今回は旅行したような気分も楽しんでいただけるような、同じ名醸地で作られたワインとチーズの組みあわせをご紹介いたします。食事の醍醐味といえば、なんといってもマリアージュ!!!料理とお酒を合わせることでどちらもより美味しくなる組み合わせを見つけた瞬間は、本当に嬉しくなりますよね。
今回はフランスの各地域のチーズをご紹介したいと思います。ぜひおうちでのワイン旅をお楽しみください(^^♪
フランス
シャンパーニュ
フランス北部に位置するシャンパーニュ地方。誰もが知るシャンパーニュの名産地であることは言うまでもありませんが、実はシャンパーニュ地方の気候は冷涼で、ブドウ栽培には厳しい気候条件です。そのためブドウの木の生長は限られていますが、これらのブドウで作られるワインは繊細な味わいになります。そんなシャンパーニュ地方で作られているのが、白カビチーズのシャウルスと、ウォッシュチーズのラングル。
シャウルスは、シャンパーニュ地方の小さな村の名前。熟成の過程も楽しめるチーズで、熟成が進むとよりしっかりした旨味が味わえて、ウォッシュチーズにも劣らないほどの深いコクに。バターやキノコ、ヘーゼルナッツの風味が食欲をそそります。ブラン・ド・ブランや、ロゼシャンパーニュを合わせてお召し上がりください。
ラングルは、シャンパーニュ地方ラングル高原が原産地のチーズ。熟成期間中にチーズを一度も反転させないため片面に窪みがあり、チーズ通はこの窪みに少量のマール・ド・シャンパーニュを注いで楽しむとも言われています。香りが強いので、やや熟成したコクのあるシャンパーニュがおすすめです。
アルザス
ウォッシュチーズのマンステールはねっとりとした濃厚なミルクの甘みとコクが特徴。地元では一般家庭でも親しまれています。まれ、アツアツのポテトやクミンシードと合わせられます。匂いが強いので、華やかでコクのあるゲヴュルツがおすすめ。
ロワール
表皮に木炭をまぶした細長い円筒形をしていて、型崩れ防止で藁が通されているサント・モール・ドゥレース。ミルクの旨味を味わうフレッシュなタイプにはサンセールの白、ナッツのような香りの熟成させた濃厚なタイプにはシノンを合わせて、熟成具合でワインの飲み比べを楽しんでみてください。
ヴァランセはシェーブルタイプのやわらかくしっとりしたチーズ。若いうちは山羊特有のクセが少ないです。本場ではレーズン入りのパン、りんごと一緒に味わいます。りんごのような蜜感のあるプイィ・フュメと合わせると、さらに楽しめます。
ブルゴーニュ
エポワス(ウォッシュ)
独特の強い香りを持ち、濃厚な味わいと旨味。熟成シャブリ(しかもグラン・クリュ)を合わせる新しい組み合わせはいかがでしょうか?
エリス・ド・ブルゴーニュ(白カビ)
リッチなクリーム感と同様にクレマンの柔らかでクリーミーな泡が口の中で溶け合います。これぞ「ブルゴーニュの大きな歓び」と言えるでしょう。
バカラ(白カビ)
ダブルクリームの濃厚なチーズには、ミネラルの塊のようなムルソーで旨味の相乗効果
ジュラ
モン・ドール(ウォッシュ)
★12~1月が旬(販売期間は9月10日~5月10日)ハチミツやナッツの香りが特徴的なサヴァニャンと独特のコクが絶妙にマッチします。
コンテ(ハード)
コクがあり濃厚な風味でありながらクセのない味わい。アーモンドのような独特の風味があるヴァン・ジョーヌとの相性は言うまでもありません。また、樽熟成させたシャルドネともおすすめです。
サヴォワ
パヴェ・ダフィノワ(白カビ)
塩味は穏やか、まろやかでクリーミーな味わいです。フルーツを合わせるように軽やかなガメイと。
ラクレット(ハード)
あたためて食べるのが一般的。まろやかでコクがあり、ナッツのような香りが広がります。ミネラルと果実味がたっぷりとしたアルテスと合わせるのが、地元の定番です。
シュヴロタン(ハード)
山羊乳ならではのさっぱりとした味わいと、外皮のコクが調和。ハチミツやカリンのような甘やかな香りのルーサンヌがチーズの旨味を引き立てます。
フランスだけでも色々なチーズがありますよね。
チーズとワインのマリアージュ、ぜひ楽しんでみてください(^^♪